タイの交通事情

BTS(高架鉄道)

タイのBTS(高架鉄道)


バンコク中心部を走る高架鉄道。2路線あります。主な繁華街にはこれを使うと大抵行けるのでとっても便利。切符は磁気式でテレホンカードのよう。頻繁に乗るのなら、1DAY PASSかスマートPASS。1DAY PASSは1枚120B/1日。スマートPASSは言わばSuicaやPasmoのようなもの。チャージ金額は2年間有効。初日に1DAYPASSであちこち周り、「タイ好き!また訪れたいわー」と思ったらスマートPASSに切り替えるといい感じ。

MRT(地下鉄)

紆余曲折を経て2004年に開通した地下鉄。日本の会社も建設に関わってます。切符はICチップ内蔵のトークン。入り口で金属探知機と係員によるWセキュリティチェックがあるので、バッグは開けやすいようにしておくと吉。

1DAYPASS、3DAYPASS、5年間有効のチャージ式カードもあります。ただ、「住宅地とオフィス街を結ぶ」色が濃いために、BTS程の使用頻度は無いかもです。両方とも渋滞知らず・料金が明確なので本当に便利です。バンコクも便利になったものです。

タクシー

BTSとMRTだけでは行けない場所も。そういう時にはタクシーを使います。バンコクに駐在してた友人曰く、車体が2色に分かれたタクシーより、車体が一色のタクシーのほうが良いそうです。根拠は聞き忘れました。ケロは車体が鮮やかなショッキングピンクのタクシーが好きです。

タイのタクシー

なお、タイでは日本と違ってメーター使用が義務付けられていません。使うも使わまいも運転手の心1つ。なので、メーターを使わないぼったくりタクシーも存在してOKなののです。乗り込んでドアが締まる前に、メータープリーズ!と叫びましょう。車体番号をチェックしてると、何か起こったときに対処しやすいです(面倒なのでケロはメモりませんが…)。あと、夜の女子一人乗りは避けたほうが無難。

タイ名物トゥクトゥク

そういえば。今回の旅で乗り忘れてました!

バンコクタイ名物トゥクトゥク。2002年に政府が新規登録を打ち切ったこと・BTSやMRTができてますます時代の流れから取り残されつつあるトゥクトゥク。悲しいかな、ガイドブックでも「主な交通手段」から外されつつあります…。

街でも以前ほどは見かけなくなりましたねぇ。何気にタクシーよりも料金が高く、廃棄ガスもばんばん吸いますし、三輪はそもそも不安定。特にカーブ時が危険です。乗ってると時々恐怖を感じます。今後も減ってくるでしょうから、一度は乗っておくといいかもしれません。

タイ名物トゥクトゥク

バイクタクシー

観光ではおそらくほぼ乗る可能性はないけども、タイ人の足としてタクシーと同様に活躍しているのがバイクタクシー。営業は警察への登録制。運転手は番号の入ったカラフルなベストを着ています。渋滞時にスイスイ車の間を抜けて走れるので、遅刻知らず。OLさんも乗ります。でもOLさんはスーツです。スカートです。どうやってバイクタクシーに乗るかって?

後部座席に「お姉さん座り」するんです。跨がないの。ヘルメットかぶらない人も多いの。プロテクターとか何それ?状態なの。これで渋滞のバンコクの街を走り抜ける…ああ考えるだに恐ろしい。

もし事故に遭遇したら…ああ考えるだに恐ろしい。好奇心から乗るとか考えないで下さいね。ほんとに。危ないデス。

エクスプレス・ボート

市内を流れる巨大な川、チャオプラヤも立派な道です。様々な船・ボートが走ります。「エクスプレス・ボート」はその代表。れっきとした交通手段の証拠に、急行・特急などの種類まであります。もちろん料金も変わります。観光客が使う場面は、そうだなぁ…、王宮やワットポーから、オリエンタルホテルに移動するときに乗るとか。そんな感じですね。観光客の立場では利用頻度は低いですが、川沿いの景色を眺めながらの移動はなかなかいいものです。

タイのエクスプレス・ボート

上流から下流へ大量の土を乗せてのんびり下っていく船を眺めたり、川辺で暮らす人の家を眺めたり、川沿いのお寺をありがたく拝んだり。でもあんまりのんびりしてると乗り過ごしてしまうので気を抜かないように(笑)。あと、お坊様もよく乗ってきますが、女性は絶対触れちゃいけないです。そういう文化なのです。

知り合いの車に乗せてもらう

番外編ですが、一番これが便利です!ケロがタイに通い始めた10年ほど前はピックアップトラック率が高かったのですが、最近では四駆が多くなってきました。セダン車も見かけます。昔よく見た、ピックアップトラックに屋根を付けて、その中に人が鈴なりになって乗っている光景はほとんど見受けられないですねぇ。タイは着実に豊かになってきています。良いことです。

チェンマイでは、タクシーやトゥクトゥクの他に、「ソンテウ」という小さな乗合いバスがあります。これもいずれ消えていくのかしら…。

コメントを残す

CAPTCHA